検査室だより《ふたりの不思議な関係》
けやきクリニックは常勤の2人の医師がいます。消化器内科・内分泌内科の伊藤医師、血液内科の後藤医師です。
2人は大学時代からの友人であり、卒業後の研修先も同じだったということで、励まし合い、苦楽を共に過ごしてきたそうです。
ただ、スタッフの私から2人をみると、性格がかなり違うので、本当に仲がいいのか気になる時があります。開院以来、険悪な雰囲気のときは見たことがないので、たぶん大丈夫そうですが・・・
ところが、そんな心配をよそに、診察の場では二人の阿吽の呼吸がみられることが多々あります。
後藤医師が貧血で来院された患者さんの血液データをみて、すぐに消化器内科の伊藤医師に相談。内視鏡検査で病気がみつかり、早めの段階で大きな病院に紹介することができたことも。
伊藤医師かかりつけの患者さんの採血結果が少しずつ悪化してきたときも、隣の診察室にいる後藤医師に相談し、血液の専門家と協議することで、早期に対応がとれたこともありました。
といった、近くに頼れる医師がいるという環境は、とても恵まれていると思いました。
研修先で離れた後は、それぞれの分野で切磋琢磨し、技術や知識を積み上げてきたんですね。
お互いが信頼し合い、高め合う。そして、それが患者さんのためになる。
素敵なことですね。