大腸カメラについて
増え続ける大腸癌。予防する明確な方法がないのが現状です。早期発見のためには様々な方法がありますが、精度としては内視鏡検査が一番です。鎮静剤の使用を希望される方は予め申し出てください。
大腸がんによる死亡ゼロを目標に。
前処置方法(便をきれいにする方法)
1.腸管洗浄液を1~2リットル服用する方法(モビプレップ®)
検査前日にラキソベロン®とセンノサイドという下剤を服用し、検査当日に腸管洗浄液を1~2リットル服用します。
2.検査前日より腸管洗浄液を服用する方法(ピコプレップ®)
過去に検査をご経験され、下剤が飲むのが大変だったという方におすすめです。
前日と当日に分けて飲むことができる、好みの飲料を選択できる(透明な飲み物に限る)といった点で飲みやすいと評価されています。
方法:検査前日19時より腸管洗浄剤150mlと透明な飲み物(250mlを5杯以上)を服用します。検査当日朝、前日と同様同容量の腸管洗浄液を服用します。
※腸管洗浄液は「自宅で服用する方法」と「クリニックで服用する方法」をお選びいただけます。
専用の控室とトイレが隣接しています
オストメイト対応で人工肛門の方にも優しい設備です。
大腸カメラの流れ
- 大腸カメラご希望の場合は、事前に外来受診をしていただきます。
- 医師による診察後、検査予約をお取りいたします。
①検査前日
- 腸管洗浄液の種類により服用開始時間が異なります。
- 寝る前の常用薬も服用していただけます。
②検査当日の朝
- 起床後から検査終了までは食事はできません。飲料は水の摂取は可能です。
- 毎朝飲む薬がある場合は、当日の分は飲まないでください。
(糖尿病の方で注射しておられる方は担当医師にご確認ください
③来院後
- 予約時間の10~15分ほど前にご来院ください。
- 不安の大きい方、過去の検査で痛みが強かった方には鎮静剤(静脈麻酔)を使用しての検査も可能です。
検査前に点滴をしてお待ちいただきます。
④検査後(当日)
- 診察室で、内視鏡で撮影した写真をみながら検査結果のご説明をいたします。
※鎮静剤を使用した場合、当日の運転(バイク・自転車含む)はできません。ご了承ください。
大腸カメラ 検査費用について
1割負担 | 3割負担 |
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約1,800円 | 約7,000円 |
※組織検査を追加で施行した場合は上記金額に1部位につき約4,000円(3割負担の方)かかります。
大腸拡大内視鏡について
当院では、大腸カメラと同時にポリープ切除ができます。
検査の流れの中でポリープが発見された場合、そのままその病変を切除します。
検査時にまず観察だけ行い、後日改めてポリープ切除のために大腸内視鏡検査をするといった必要がありません。
当院撮影(早期大腸癌)
病変などをより細部まで観察できます
ポリープ切除について
コールドポリペクトミー
高周波電流のような熱を加えず切除する方法。
当院施行例
EMR(内視鏡的結腸ポリープ粘膜切除)
病変と筋層の間の粘膜下層へ生理食塩水を注入して、病変の粘膜を持ち上げて人工的に隆起させて、病変を切除する方法。
大腸ポリープ切除手術費用について
3割負担 | 約20,000~30,000円 |
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※ポリープの切除が1箇所の場合、箇所がふえると費用がふえる場合があります。