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検査における放射線被ばくについて

「つい最近、レントゲンを撮ったばかりだけど、また撮っても大丈夫なの?」って
心配される方も少なくないと思います。

今回は、放射線検査における被ばくについて説明させていただきます。
医療被曝における放射線量の単位はmSv(ミリシーベルト)です。
一般的には100mSv以下の被ばくは、人体への影響は増えないとされています。
100~200mSv以上の被ばくは人体に影響が出るリスクが上昇するといわれています。
また、癌になるリスクは100~200mSvの被ばくよりも、肥満、飲酒、喫煙のほうがはるかに高いのです。

では、検査で受ける被ばく線量はどの位のものでしょう。

胸部X線撮影(胸部レントゲン)で約0.06mSv
X線CT検査で約5~30mSvです。
(撮影する部位や撮影方法で異なります)

ちなみに私たちが地球上での生活の中で自然界から受ける放射線量が、年間平均2.4mSvとされています。
わが国においては、普段の生活の中で年間1.5mSvの被ばくを受けています。

呼吸から・・・0.4mSv
大地から・・・0.4mSv
食物摂取から・・・0.4mSv
宇宙からの宇宙線 ・・・0.3mSv

このように検査で受ける被ばくは、かなり小さいものであることがわかります。
とはいえ、医療被曝の量は少なければ少ないほど良いのですが、
放射線被ばくの危険性よりも、検査をして得られる画像情報のメリットのほうが大きいものと判断をし、検査を受けて頂いているのだとご理解をして下さい。

ご不安をお持ちの方は、気軽に医師または診療放射線技師に相談してください。

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