胃アニサキス症
内視鏡専門医でも年に1度遭遇するかというアニサキス。
開業して約1年ですが、当院では初めての経験でしたので報告します。
患者さんは腹痛で来院。初診時に対応した後藤Dr.は、問診の中から「刺し身」というワードから
アニサキスを想起するも食べたのはマグロであり、どうなのかなぁと相談がありました。(あとから調べると冷凍マグロであれば大丈夫みたいです、ほとんどのマグロは冷凍されているので👍)
症状も強いですし、とりあえず胃カメラをしようと同日胃カメラをすることに。
いました、胃体上部大弯の襞に隠れていたアニサキス。頭は粘膜に食い込んでおり、粘膜は炎症を起こしています。
これが犯人でした。
摘出!!??
食い込みが強く、アニサキスも必死の抵抗!!??
摘出に成功しました。
一部始終を観察しておりました。あとから分かったのですが、初診時にハマチを摂取されていたとお話がありまして。。。
なるほど、ハマチが原因の可能性が高そうですね😁
サバ、アジ、イワシ、イカなどが有名ですが、いろいろな魚に寄生しているんですね。
こうならないためのアドバイス
→「よく噛んでたべましょう。」日本人である以上、お寿司、お刺身などの生魚は避けられませんし食べたいのは僕も同じです。予防できるとするなら、よく噛むこと!
その後もしばらく、ピンピン元気に動いているアニサキス↓