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けやきブログ

日本最大級の医学サイトで取材して頂きました。Vol.2

今回ご紹介する記事は、日本最大級の医学サイトM3様に当院の取り組みを取材して頂いた取材の前回の続きとなります。

日本最大級の医学サイトで取材して頂きました。Vol.1

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岐阜県岐南町のけやきクリニックは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として地域でいち早くドライブスルー外来診療を実現した。そのほか、風邪症状のある患者さんの動線を完全に分離し、安心できる診療環境を整えている。糖尿病、消化器を専門とする院長の伊藤隼氏、血液を専門とする後藤峰明氏が共同経営するけやきクリニックの、最新の取り組みから得た知見、今後の展望について話を聞いた。

けやきクリニックが位置する岐阜医療圏の課題と、それに対するクリニックとしての取り組みについて教えてください。

当院は岐阜県羽島郡岐南町にあって県境に近く、岐阜県岐阜市、大垣市、各務原市、笠松町、愛知県一宮市、江南市、愛西市など広い範囲から患者さんが来院します。糖尿病、消化器、血液に特化し、専門性の高い医療を提供するほか、小児から高齢者まであらゆる年代の「かかりつけ医」として機能しています。

この地域の特性として、総合病院の少なさが挙げられます。そのため、患者さんの多くは、総合病院に対して「敷居が高い」と感じるようです。総合病院と患者さんをつなぐ懸け橋になったり、入院加療後のケアを行ったりすることは、当院の大切な役目です。これにより、総合病院が抱える患者さん数を減らせるので、地域医療にとってもメリットとなります。

地域の方にとって「身近で頼れるクリニック」を目指し、院内の設備を充実させました。CT、内視鏡など最新検査機器を導入した独立型の検査室を備えていて、院内でさまざまな検査を迅速に行えます。地域によっては、「胃カメラや大腸カメラの予約がなかなか取れない」ということもあるようです。当院では、消化器内視鏡専門医の資格を持つ伊藤が検査を担当します。スケジュールを調整し、できる限り検査の希望に添えるよう配慮しています。

また、料理教室や運動教室を開催できる料理室、多目的ルームもあります。4人の管理栄養士がおり、担当の管理栄養士が食事や生活習慣の見直しについて丁寧にサポートしています。

けやきクリニックは、地域でいち早くドライブスルー外来診療を採用するなど、新しい取り組みに積極的です。こうした機動力の高さは、どこから生まれるのでしょうか。

当院には医師が2人いるので、片方が通常の診察を行っているうちに、もう片方がドライブスルー診療を行うなど、2軸での診療が可能です。もし当院にドクターが1人だったら、新しいことにチャレンジする余裕はなかったかもしれません。

医療として正しいことであれば、どんどん採用していきたいというのが私たち2人の思いです。スピーディーに判断し、「まずはやってみる」の精神で、新しい技術や取り組みも積極的に取り入れていきたいと思っています。

「2トップ体制」のメリットは、ほかにどんなことがありますか。

1人の医師でクリニックを経営している仲間からは、「さみしい」という話を聞きます。その点、医師が2人いれば、仕事のこともそれ以外のことも話ができ、精神的に楽です。患者さんの待ち時間が短縮できる、医師の休みが取りやすいといったメリットも。また、医師として、お互いに刺激やインスピレーションが受けられるのもありがたいです。

ただ、見聞きする範囲でも、共同経営で失敗したというケースは少なくありません。私たちの場合、大学も研修病院も一緒で10年近く付き合いがあり、お互いの根本を理解できていたことが大きかったと思います。そのころから一緒に開業することが夢で、お互いに必要な知識と経験を重ね、寄り道をせずにここまでやってきました。一朝一夕で共同経営のパートナーを見つけるのは、至難の業だと思います。

けやきクリニックが目指す未来像についてお聞かせください。

「内科」と名乗ることはできても、本当の意味で「内科」として機能できるクリニックは少ないのではないでしょうか。伊藤の糖尿病専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医としての知見と、私の血液専門医としての知見をうまく融合させて経験を積み、さまざまな患者さんの力になれる真の「内科」を目指したいです。

「地元に貢献したい」という思いから、けやきクリニックを開業しました。患者さんが完治したり、薬が不要になったりしたときには、心から喜びを感じます。1人でも多くの患者さんの完治を目指して、丁寧な治療をこつこつと続けていきたいと思います。

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