あなたの骨は元気ですか?
体内の骨は生きています。骨を作ったり(骨形成)、骨を溶かしたり(骨吸収)を繰り返しています。女性ホルモンの減少や加齢によってこのバランスが崩れて「骨吸収>骨形成」の状態となり、骨量(骨の体積)が減少し、骨が弱くなってしまいます。
骨粗鬆症は、男性より女性に多く、とくに閉経期を迎えた中年期以降の女性に多くみられます。
骨粗鬆症は検査による早期発見と早期治療ができます。
当院では骨塩定量DIP法を用いて骨密度検査を行っています。
両手とアルミ製の階段を一緒にX線で撮影し、陰影濃度との相対値より第2中手骨の骨密度を測定する方法です。検査時間は数分で終了します。
骨粗鬆症は自覚症状のないまま進行するので、「骨密度」を定期的に測定し、普段からの予防を心がけることが大切です。
《骨密度検査をおすすめする方》
- 閉経後の女性の方
- 小柄、やせ気味の方
- 運動不足の方
- 偏食、不規則な食生活の方
《骨密度検査を受けるタイミング》
骨粗鬆症の予防や早期発見のためには、閉経前のタイミングに骨密度を測定し、自分の骨の状態を知っておくことがベストです。
日本人女性の平均閉経年齢を意識した50歳を検査のきっかけにしてみるのも良いでしょう。
「人生100年時代!」 人生を楽しむために、骨密度検査を受けて自分の骨の状態を知ることから始めてみませんか