胃がん検診（胃カメラ検診）開始予定

「胃がん検診と言えばバリウム検査」という時代は終わります。すぐに終わると言うことでもありませんが全国的に胃カメラ検診が主流になりつつあり、ここ岐南町や笠松町も今年度中に胃カメラによる胃がん検診が始まります。

こんな時代の到来も内視鏡専門医の我々からすればやっとか…というのが正直なところ。と言うのもバリウム検査で検出できるがんというのはある程度大きく育ってしまったものが多いのです。そしてバリウム検査は胃の状態や検査技師さんの技量により大きく差が出てしまいます。

一方、内視鏡検査は数ミリのがんを検出できるまでに技術革新しており、検査時間もバリウム検査より早く、また経鼻内視鏡を用いることで苦痛も軽減されております。お腹を切らずに治せるうちに発見できる可能性が高いのは絶対に内視鏡検査です。

それだけではありません。経鼻内視鏡を用いる事で喉元や食道なども鮮明に観察することが可能です。胃カメラをして喉頭がんを見つけることもしばしば…。

このように胃カメラ検診をみなさんが行えば喉、食道、胃に関するがんで苦しむ方がなくなるはずです。

もうそろそろ町から案内が届くと思います。該当する方は一度ご検討頂きご連絡ください。
当面のところ51歳もしくは61歳になる方が対象とのこと。