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《ヘモグロビンA1c》〜検査室だより〜

糖尿病の検査項目として有名なヘモグロビンA1cですが、血糖値と違うの??、と疑問に思われる方もいると思います。

「血糖値」とは、名前の通り血液中のブドウ糖の濃度を指します。

「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」とは、血液中のヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、過去1~3ヶ月の血糖状態を把握できる数値です。そのためHbA1cは直前の食事の影響を受けません。

たとえば、「明日は病院で検査だった!」と気づき前日から食事を控えたりすると血糖値はある程度下がります。でも、HbA1c値は下がりません。

反対に、バランスの取れた食事を日頃からしていれば、検査の前日にたまたま暴飲暴食してしまったとしてもHbA1c値は上がりません。

このためHbA1cは、食事をいつ摂ったかに関わらず、いつでも検査できるメリットがあります。HbA1cが正常値を越えている場合は、コントロールがうまくいっていないことを表わします。

HbA1cは院内で測定できます。わずか1分で測定できるので、お待たせすることなく採血後すぐに栄養相談にご案内出来ます。

当院では、糖尿病治療においての基本である食事療法に力を入れています!!

クリニックには4人の管理栄養士が栄養相談に携わり、普段の食事内容をお聞きしたり、栄養のプロだからお伝えできるおすすめポイントなどをお話しています。管理栄養士の相談は診察室とは別室のプライバシーが保てる個室で行っています。相談にはご家族の同席ももちろん大歓迎です。食事のことはもちろん、先生に聞きにくいこと、言いづらいことなどもお話しくださいね。

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