日本糖尿病療養指導士に合格しました！

先日、第22回日本糖尿病療養指導士認定試験を受験しました。伊藤先生・澁谷先生、ふたりの糖尿病専門医の先生をはじめ、同僚スタッフのサポートもあり、合格することができました！
この場をお借りして、お礼を申し上げます。

私がこの糖尿病療養指導士(CDEJ)を目指したのは、透析室勤務での経験がきっかけです。

以前は臨床工学技士として、透析治療中の患者さんの健康観察や機器保守等、安心・安全な治療を提供する仕事をしていました。透析は腎臓の機能が十分ではなくなった場合に、その機能を肩代わりする腎代替療法の一つです。現在、透析導入に至る原因疾患の第一位は糖尿病です。全導入患者の約4割を占めています。

当時の私は、透析に関しての知識はあったものの、透析を受ける糖尿病患者さんに関しての知識が乏しく、勉強不足で患者さんからの質問や、悩み事に対応できない不甲斐なさがありました。週3回の治療に来院される患者さんに寄り添い、よりよい透析生活が送れるようアドバイスができるようになりたいと思ったことが、糖尿病を学ぶ第一歩でした。

その後、糖尿病の勉強をしていく中でCDEJという資格があることを知り、糖尿病に関しても幅広い知識を持ち、そして患者さんの背景も考えられるようになりたいと思い、資格取得に取組むことにしました。

この受験を通して、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士の各医療職がそれぞれの専門分野を活かしながら糖尿病患者さんに関わっているのを知り、また、食事や運動、薬についての知識を得ることができ、とても有意義な試験となりました。

そして、この度、当院のCDEJは計4名になりました。CDEJ有資格者は岐阜県内で最多のクリニックとなりました！(日本糖尿病療養指導士認定機構　CDEJのいる施設を探すより)

けやきクリニックは糖尿病を専門としています。これからも患者さんのお役に立てるアドバイスが出来るよう、学んだ知識を活かしながら、患者様のためになる療養指導を提供できるよう、更に精進したいと思います。

今後はCDEJとして、糖尿病の検査についてお伝えできればと思っております。

糖尿病療養指導士
臨床検査技師
臨床工学技士　森本