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Dexcom G6つけてみました

先日、新しい血糖値測定デバイスDexcom G6 の勉強会がありました。

Dexcom G6 は腹部にセンサーを貼り付けてグルコース濃度を連続的に測定する医療機器です。5分ごとにデータを自動で送信するため、手動での読み取りの必要がなく、リアルタイムでグルコース濃度を確認することができます。指を穿刺して測る血糖自己測定(SMBG)で見逃しがちな食後高血糖や、症状がない低血糖の発見に有用です。

この度、このデバイスを装着する機会があったので、使用体験をお伝えしたいと思います。

Dexcom G6 CGMは、血糖値の変化に関する情報をスマホ、またはモニタに表示します。そのため摂った食事に対してインスリンがどのように作用しているのか視認でき、糖尿病の自己管理がより高めることができそうです。センサーは10日間使用可能です。

また、Dexcom G6は緊急低値リスクアラートを含む一連のアラート機能があるため、無自覚性低血糖など、危険な低血糖に対して早めに対処することができます。

今回体験中に、緊急低値リスクアラートも数回ありました。20分後に低血糖になる可能性を予測してアラートを出す機能です。音設定はしていなかったのでスマホのバイブ機能でお知らせがありました。

その他、血糖値が設定した目標範囲外になったことを通知する機能なども有しています。

食事後の血糖上昇が一目瞭然です。

最近は日中も暖かい日が増えてきました。このG6は腹部に装着するため、半袖やノースリーブの服を着ても目立ちにくいのもメリットだと感じました。

爪楊枝との比較です。機器から伸びているヒゲのような部分が皮下に留置されます。装着中の違和感はありませんでした。

Dexcom G6は2022年12月にインスリン注射を行うすべての患者さんが利用可能になりました。より効果的な糖尿病の日常管理に繋がることが期待されています。
当院も導入に向けて検討中です。

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