わっぜ、ぬきこっごあっが、おはんな、あんべはいけなふな?
なんだか呪文のようですね。
これは、私の故郷『鹿児島県』のことばです。
鹿児島弁は2018 年のNHK 大河ドラマ「西郷どん」で耳にされたことがあるかたもいるかもしれませんね。
鹿児島弁は標準語と比べると早口で、聞き取りづらさがあり、その難解さを上手く利用したという史実が残されているそう。
太平洋戦争当時ドイツと日本の情報交換は無線通信による暗号電報に頼る以外ありませんでした。
しかし、その暗号は全て連合軍に筒抜けだったため、盗聴されても理解できない言葉で会話しよう、どの言葉を暗号とするか・・・そこで選ばれたのが鹿児島弁だったというわけです。
傍受された鹿児島弁でのやり取りはアメリカ軍にはさっぱりわからず、鹿児島弁だとわかるまでに2カ月かかったとのことです。
さて、タイトルの「わっぜ、ぬきこっごあっが、おはんな、あんべはいけなふな?」ですが、
標準語に訳すと
わっぜ(とても)、ぬきこっごあっが(暑いようですが)、
おはんな(あなたは)、あんべは(身体の具合は)いけなふな?(いかがですか?)となります。
なんだか、暗号として扱われたのも納得できます(^^;)
故郷のことば、いいですね~
先日梅雨明けしましたね。
もうすぐ8 月、まだまだ厳しい暑さが続きますが、みなさまどうぞお身体を大切にお過ごしくださいね。